「縁の瓦」の里帰り

『喬木第二小学校』の校名が刻まれた瓦が、70年のときを経て薬師寺東塔から届きました。

現在、奈良県薬師寺の東塔では、110年ぶりの大工事が行われています。はずされた約3万枚の瓦の中に345枚の学校の名前が刻まれた瓦が見つかりました。全て長野県の学校だそうです。これらは、約70年前 東塔の修理を行ったときに、修理費用の寄付を募った際、長野県の多くの学校が賛同し、寄付をしたそうです。このことを喜んだ奈良県や瓦職人の方々が、瓦に釘で学校の名前を書いて、使ってくださったとのことです。外された瓦の中の古い瓦は、このままだと捨てられてしまうので、「学校へ戻してほしい。」とお願いし、実現しました。7月11日学校長が、『「縁の瓦」里帰り式(学校へ戻す式)』に参加してきました。国宝を守ってきた瓦が、役目を終えて、大切に箱に入れられ、喬木第二小学校に届けられました。校長講話で紹介され、子どもたちはもちろん、参観日の際、保護者の皆様にも見ていただきました。学校に展示してありますので、見逃してしまった方や、地域の皆様、学校にお立ち寄りの際は、ぜひ、ご覧ください。